南アフリカで発見された新型コロナウィルスの変異株「オミクロン株」がとうとう日本国内でも発見されてしまいました。
このオミクロン株ですが、発見されてからまだ日が経っていないこともあり、人体への影響についてはまだわからない部分が多いようです。
一部の地域でデルタ株からオミクロン株へ置き換わっているということを考えると、以前日本国内でも猛威をふるったデルタ株よりも、さらに感染力が強い可能性はあるようですが、現時点ではこれも結論に達していないようです。
また、万が一感染してしまった場合に重症化してしまうリスクについてですが、現時点では、オミクロン株による重症度が高いという報告は無いそうで、特に特徴的な症状というものもなく、無症状の人もいるとのことです。このオミクロン株は、まだわかっていないことが多いので、例えばワクチン接種による効果が発揮されるのかどうかなども含めて、まだまだ検証が必要だと思われます。
そのような中、日本の国土交通省は、航空各社に「日本に到着する国際便の新規予約をいったん停止するよう」要請したとのことです。対象が新規の予約なので、すでに予約が完了しているものは含まれませんが、海外にいる日本人は、12月中に日本に到着する便を予約することができなくなります。来年1月以降の新規予約については、感染状況をみて検討されるようですが、日頃海外で生活や仕事をしていて、年末年始は、日本で過ごそうと予定していた方にとっては、予想外の展開になってしまったのではないでしょうか?
また、今月日本から海外へ出張などの予定があり、予約しようと思っていた方も、日本に戻れなくなってしまう可能性が高いので、延期やキャンセルせざるを得ないでしょう。
最近、感染者数も減っていた日本国内ですが、この新たな脅威に再び足を引っ張られてしまうことになりそうです。
とはいえ、今できることは、常日頃の感染対策という部分しかないのかと思いますので、十分に体調を整えて、2021年最後の月を過ごしていきたいですね。
※この記事執筆後、新規予約停止の要請は撤回されました。